今年も長いようで短い、短いようで長かった4日間の旅が終りました。”Deep East”と題して広く道東を巡るルートプランを企図しましたが、とても、この短い日程でその奥深くへと至ることはできませんでした。それは初めからわかっていたことではありましたが、やはりという思いが、今、強く残っています。北海道はまだまだ広く、私たちにとって未知の風景がそこには待っているはずです。

続きを読む: The 8th NIR2025 – 無事終了 – ありがとうございました!!

緑深い十勝の山道。夕暮れの屈斜路湖。霧の知床峠。目を瞑ればたくさんの景色が瞼に浮かびます。その景色も体験も、ひとり一人のものでありながら、同時に、一緒に走った仲間たちと共有するものでもある。またきっと次のビバークでその思いでを語り合いましょう。

NIRが目指すのは、ライダーが根源的に求めている自由を再現することです。自らの力で道を切り拓き、思うままに走り、絶景にマシンを停め、また走り出し、胸いっぱいに緑の匂いを吸い込んで、そして仲間の待つビバークを目指す。自由であるためには、充分なだけの孤独も必要です。そのためにこそ、NIRはラリーという形式を用いそれを標榜する。それが冒険のラリーです。

NIRは、来年も8月の同じ時期に開催します。ぜひ参加を計画してください。開催エリアについては、まだ発表する段階にありませんが、道北か道東か、あるいはその両方にまたがるエリアになると思います。最後になりましたが、北海道の自然、人、文化、参加された皆様、運営に携わった皆様に改めて深く感謝申し上げます。

ありがとうございました。

2025年8月14日
BIGTANK　代表 春木久史